織り成す布は…
こんばんは。
平日なのにワインを飲んでしまった…麻弓です。おいしかったなぁ。
今回は『布のこと』から持ち越した『織物と編物の見分け方』についてです。
ブログのタイトルにも拝借しております、中島みゆきさんの名曲『糸』。そのサビの歌詞に、
♪たての糸はあなた~よこの糸は私~織り成す布は~いつか誰かを~~
とあります。
はい!正解っ!!
織物にはタテ糸とヨコ糸があります。これら2つがないと『織り成す布』とは言えないわけです。
タテの糸は織りはじめる前に作りたい布の幅・長さの分の全てを用意しなければなりません。これは後からなかなか融通をきかせることができません。織物を作るにはまずタテの糸が必要です。
ヨコの糸はタテの糸の間にひっかけて入れていきます。なんでもいいとまでは言えないものの、こちらはかなり融通がききます。
まぁ、詳しくはまたいずれ~
この歌詞がよくできているなぁと思うところは、タテの糸があなたであって、ヨコの糸が私であるところです。
相手をどうこうするのでなくて、自分が柔軟であれ!ということかなと思います。
ホントにそういう意味で中島さんが書いたかは知りませんが、織物の出来方を知っていると、こんな解釈をしちゃうわけです。
さて、対して編物ですが、こちらは一本の糸をからませながら布にしていきます。
たいていは、糸を輪っか状にしたところに、その続きの糸を通して、その通した部分をまた輪っか状にして…ということをくりかえして布にするようです。
で、その見分け方は
引っぱるとどっちに伸びるか!?
です。
編物はとにかくよく伸びます。どの方向にも伸びます。なので、伸びると都合のいいものに使われますね。靴下とかハイネックのセーターとか。
織物はナナメ方向にしか伸びません。伸びる糸を使っていない限り、タテにもヨコにも、使われている糸の特性以上にはあまり伸びないのです。これは型くずれしてほしくないものに向いています。ワイシャツとかジャケットとかね。
さあ!皆さん!
身近な布たちを手当たり次第に引っぱってみましょう!
そこにあるのは織物ですか?編物ですか?